ジューンベリーを植えてはいけない?後悔しないための理由と対策を徹底解説

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ジューンベリーのタイトルスライド。2025年最新の品種・害虫対策に基づく完全ガイド

春には桜に似た可憐な白い花が咲き乱れ、初夏には甘酸っぱい実をつけ、秋には燃えるような紅葉を楽しめるジューンベリー。シンボルツリーとして不動の人気を誇りますが、一方で「植えてはいけない」という噂を耳にして、導入を迷っている方も多いのではないでしょうか。

実は、そのネガティブな評判の多くは、植物の特性を理解せずに不適切な場所に植えてしまったことによるミスマッチや、想定外の成長スピードに対する管理不足が原因です。この美しい木を庭に迎えて後悔しないためには、事前にメリットだけでなく強烈なデメリットと、その具体的な対処法を知っておくことが不可欠です。

この記事では、園芸のプロの視点から、なぜ「植えてはいけない」と言われるのかという理由を徹底的に深掘りし、それを克服して長く楽しむための栽培管理のコツを余すところなくお伝えします。

2025年現在の最新の品種事情や害虫対策も含め、詳しく解説していきます。

この記事のポイント

  • 落果による土間コンクリートの汚れや、鳥のフン害への具体的な対策
  • 猛烈な痛みをもたらすイラガなどの害虫発生リスクとその防除法
  • 樹形を乱すひこばえ(ヤゴ)の処理と、透かし剪定の重要性
  • 庭のスペースに合わせた品種選び(矮性品種など)と管理術
目次

ジューンベリーを植えてはいけないと言われる4つの主な理由

ジューンベリーの4つのデメリット(実の落下汚れ、鳥のフン害と騒音、毒針毛虫イラガ、手に負えない成長スピード)を示すアイコンイラスト

  • 実が落ちて地面が汚れ掃除が大変になること
  • 鳥が集まりフン害や騒音に悩まされるリスク
  • 毒針を持つイラガなどの害虫が発生しやすい点
  • 成長が早くひこばえが生い茂り管理が難しいこと

実が落ちて地面が汚れ掃除が大変になること

コンクリートの地面に落下し、潰れて紫色のアントシアニン色素のシミを作っているジューンベリーの実の写真

ジューンベリーを植えて後悔したという声の中で、最も頻繁に聞かれるのが、熟した果実による汚れの問題です。ジューンベリーはその名の通り6月頃に赤い実をたわわに実らせますが、この時期は日本において「梅雨」と重なることが多いのが最大のネックです。雨で収穫ができずに数日放置してしまうと、実は水分を含んで柔らかくなり、自然に落下し始めます。特に、アプローチやコンクリートの駐車場、明るい色のタイルの近くに植えてしまった場合、この問題は深刻化します。

落下した果実は水分を多く含んでおり、地面に落ちるとすぐに潰れてしまいます。さらに悪いことに、果実に含まれるアントシアニンという色素は非常に強力で、コンクリートや自然石に付着すると紫色のシミになり、簡単には落ちません。時間が経って乾燥すると黒ずんでこびりつき、デッキブラシで強くこすっても、高圧洗浄機を使っても完全には跡が消えないことがあります。また、落ちた実を放置すると腐敗が進み、酸っぱい発酵臭を放つだけでなく、アリやコバエ、時にはスズメバチなどの虫を誘引する原因にもなります。

靴の裏に潰れた実がついたまま玄関に入ってしまい、高価なタイルの目地やたたきを汚してしまうというトラブルも少なくありません。雨の日などは踏んだ実で滑りやすくなり、転倒のリスクも伴います。

このように、美しい実を楽しむはずが、日々の掃除に追われるストレスの原因になってしまうケースがあるため、植える場所の選定には細心の注意が必要です。土の地面や、汚れても目立たない場所であれば問題は軽減されますが、生活動線の近くに植える場合は、この「汚れ問題」を覚悟しなければなりません。

注意点と対策

  • 場所選び: 玄関前、駐車場脇は避けるのが鉄則。
  • 掃除: 実が落ちたら乾燥してこびりつく前に、ホースの水流で洗い流す。
  • 安全: 高齢者や小さなお子様がいる家庭では、滑り止め対策として収穫期にこまめな掃除を徹底する。

鳥が集まりフン害や騒音に悩まされるリスク

ジューンベリーの実は人間にとっても美味しいですが、野鳥にとってもまたとないご馳走です。実が赤く色づき始めると、どこからともなくヒヨドリ、ムクドリ、スズメなどが集まってきます。

「植えてはいけない」と言われる理由の一つに、この鳥による被害が挙げられます。特にヒヨドリは非常に賢く、人間が「明日収穫しよう」と思っている完熟のタイミングを見計らって、早朝に全て食べ尽くしてしまうことも珍しくありません。

まず問題になるのがフン害です。ジューンベリーの実を大量に食べた鳥たちのフンは、果実の色素を含んで鮮やかな紫色になります。これが庭のフェンス、ウッドデッキ、あるいはカーポートの下にある車などに落とされると、非常に目立つ上に、通常のフンよりも粘着質で除去が困難です。

特に車の塗装にとって鳥のフンは酸性が強く大敵であり、放置すると塗装面(クリア層)を侵食し、シミや陥没の原因になりかねません。洗車の手間が大幅に増えるだけでなく、資産価値を損なうリスクすらあります。

また、早朝からの鳴き声も近隣トラブルの火種になることがあります。鳥たちは餌場を見つけると執着し、群れで押し寄せては激しく鳴き交わします。特に住宅密集地では、朝4時、5時といった早朝からの鳥の騒音が家族や隣人の安眠を妨げる可能性があります。

さらに、食べ散らかした実の残骸や種が隣家の敷地に落ちてしまうことも、ご近所付き合いにおいて気まずい思いをする原因となり得ます。バードウォッチングを楽しみたい方にはメリットになりますが、静かな環境や清潔さを重視する方にとっては、鳥の襲来は大きなデメリットとして認識しておくべきでしょう。

毒針を持つイラガなどの害虫が発生しやすい点

毒針を持つイラガの幼虫の写真と、株元から無数に生えたひこばえ(ヤゴ)が藪のようになっている写真

園芸初心者の方にとって、最も恐ろしいハードルとなるのが害虫、特に「イラガ」の存在です。ジューンベリーはバラ科の植物であり、サクラやバラと同様に多くの害虫に好まれる傾向があります。

中でもイラガの幼虫(通称:電気虫)は非常に厄介です。鮮やかな黄緑色をしたこの毛虫は、7月から9月頃にかけて葉の裏に集団で発生し、葉脈だけを残して葉を食い尽くしてしまいます。

イラガの最大の問題点は、その体に無数にある毒棘です。これに触れると、電気が走ったような激しい痛みを感じ、その後赤く腫れ上がり、痒みが1週間以上続くこともあります。剪定や収穫の際にうっかり葉の裏にいる幼虫に触れてしまったり、木の下を通った際に風で落ちてきた幼虫に刺されたりする事故が後を絶ちません。刺された瞬間の痛みは大人でも飛び上がるほどで、特に小さなお子様やペットがいる家庭では、このリスクは無視できない大きな懸念材料となります。

また、イラガ以外にも、新芽に群がるアブラムシ、枝に張り付くカイガラムシ、幹に入り込むテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)などの被害に遭うこともあります。特にテッポウムシは幹の内部を食い荒らし、木くず(フラス)を出していることに気づいた時には、木が枯死寸前になっていることもあります。

これらの害虫対策として、定期的な薬剤散布や見回りが必須となりますが、「完全無農薬で手軽に育てたい」と考えている方にとっては、この管理の手間が「植えてはいけない」と感じる大きな理由になり得ます。

美しい実や花を楽しむ代償として、害虫との戦いがあることを理解しておく必要があります。

もしイラガに刺されたら

  • こすらない: 毒棘が皮膚に残るため、絶対にこすってはいけません。
  • 粘着テープ: ガムテープなどで患部をペタペタし、毒棘を取り除きます。
  • 流水洗浄: その後、流水でよく洗い流し、抗ヒスタミン軟膏を塗ります。

成長が早くひこばえが生い茂り管理が難しいこと

ジューンベリーは一般的に成長が早く、放任すると想定以上の大きさになってしまうことがあります。地植えにした場合、環境が良いと年間で数十センチ伸び、数年で3メートルから5メートルほどの高さに達することも珍しくありません。

シンボルツリーとして存在感を示す一方で、狭い庭や隣家との境界付近に植えた場合、枝が越境したり、日当たりを遮ったりする問題が発生します。2階の窓まで届くようになると、素人では剪定が難しくなり、業者に依頼するコストも発生します。

さらに、ジューンベリーの特徴として「ひこばえ(ヤゴ)」の発生が極めて多いことが挙げられます。ひこばえとは、株元から勢いよく垂直に伸びてくる新しい枝のことです。ジューンベリーは株立ち(根元から複数の幹が立ち上がる樹形)が美しいとされる樹木ですが、このひこばえを放置すると、株元が藪のように鬱蒼としてしまい、見た目が悪くなるだけでなく、風通しが悪くなり病害虫の温床となってしまいます。

必要な幹を残して不要なひこばえを根元から切る作業は、毎年の恒例行事となりますが、本数が多いため意外と重労働です。地面ギリギリで切らないと、残った切り株からさらに枝分かれして生えてくるため、厄介です。

また、上部の枝も混み合いやすいため、適切な剪定を行わないと、樹形が乱れ、内側の枝が枯れ込み、実つきも悪くなります。特に高い位置の実を収穫したり、剪定したりするには脚立が必要になり、高所作業のリスクも伴います。

「あまり手をかけずに自然な姿を楽しみたい」と思って植えたものの、毎年の剪定やひこばえ処理に追われ、手に余るようになってしまうケースが、「植えてはいけない」という評価に繋がっているのです。

イバラのような棘のある枝から、美しい葉へと変化していくイラスト。4つの課題を解決する対策への導入スライド

デメリットを克服してジューンベリーを楽しむための対策

  • 植え付け場所の工夫と矮性品種の選定
  • 定期的な剪定とひこばえ処理で樹形を維持
  • 防鳥ネットの活用と収穫時期の見極め
  • 適切な薬剤散布と冬場の害虫対策の徹底

植え付け場所の工夫と矮性品種の選定

車と庭木の適切な距離(1.5m〜2m)を示す図と、樹高の異なる品種(リージェント1.5m、バレリーナ3.5m、他品種5m以上)の比較イラスト

ジューンベリーのデメリットの多くは、実は「植える場所」と「品種選び」を間違えなければ、劇的に軽減することができます。まず場所選びですが、落下した実による汚れを防ぐために、玄関アプローチやコンクリートの駐車場の真横は絶対に避けましょう。

理想的なのは、下草が生えている土の地面や、落ちた実が自然に土に還っても問題ない花壇の中などです。どうしても舗装面の近くに植える必要がある場合は、樹冠(枝が広がる範囲)が舗装面にかからないよう、十分なセットバック(壁や境界からの後退距離)を確保してください。

最低でも境界から1.5m〜2m離すのが無難です。

次に重要なのが品種選びです。ジューンベリーには多くの品種がありますが、庭のスペースに合わせて適切なものを選ぶことで、管理の手間を大幅に減らせます。例えば、一般的な品種よりも背が高くなりにくい「矮性(わいせい)品種」を選ぶのが賢い選択です。

以下に代表的な品種の違いをまとめました。

スクロールできます
品種名 特徴 樹高目安 おすすめの用途
リージェント 非常にコンパクト。花付き実付きが良い。 1.0m〜1.5m 鉢植え、狭い庭
バレリーナ 樹形が美しく広がりすぎない。味も良い。 2.5m〜3.5m シンボルツリー
ラマルキー 一般的な品種。大きく育ち紅葉が美しい。 3.0m〜5.0m 広い庭、目隠し
オータムブリリアンス 病気に強く紅葉が特に綺麗。成長早い。 4.0m〜6.0m 公園、広い庭

狭い庭やベランダであれば、成木になっても2メートル程度に収まる「リージェント」が特におすすめです。剪定や収穫が手元で行えるため非常に楽で、管理のストレスがありません。一方で、シンボルツリーとしてある程度の高さが欲しい場合は「バレリーナ」のような樹形が整いやすい品種が良いでしょう。単に「ジューンベリー」として売られている苗を買うのではなく、ラベルを確認し、自分の庭の環境や目的に合った品種を指名買いすることが、失敗しないための第一歩です。

定期的な剪定とひこばえ処理で樹形を維持

混み合った枝を間引く「透かし剪定」の方法と、株元から生える「ひこばえ」を根元から切除する位置を示したイラスト解説

ジューンベリーを美しく健康に保つためには、適切な剪定が欠かせません。剪定のベストシーズンは、落葉している12月から2月の休眠期です。この時期であれば、葉がないため枝の配置がよく見え、植物へのダメージも最小限に抑えられます。基本は「透かし剪定」です。混み合っている枝、内側に向かって伸びる枝(逆さ枝)、枯れた枝を根元から切り落とし、木の内側に光と風が通るようにします。これにより、湿気を好む病気や害虫の発生を抑制できるだけでなく、残った枝に養分が集中し、春の実つきも良くなります。

特に重要なのが、デメリットとしても挙げた「ひこばえ」の処理です。株立ち仕立ての場合、メインとなる幹を3本から5本程度に定め、それ以外の細いひこばえは、地面の際からハサミで切り取ります。

これを放置すると栄養が分散してしまい、主幹の成長が阻害されます。「もったいない」と思わず、バッサリ切ることが重要です。春から夏にかけてもひこばえは発生しますが、見つけ次第早めに手でかき取るか、ハサミで切除することをお勧めします。

柔らかいうちなら手で簡単に折ることができ、処理も一瞬で終わります。

また、高さを抑えたい場合は、主幹の頂点を好みの高さで切り詰める「芯止め」を行います。ただし、ぶつ切りにすると樹形が乱れることがあるため、必ず枝の分岐点のすぐ上で切るようにしましょう。

剪定は難しく感じるかもしれませんが、ジューンベリーは萌芽力が強いため、多少の失敗はすぐにカバーできます。プロに頼むのも手ですが、毎年少しずつ自分で手を入れ、自分好みの樹形に育てていく過程こそが、庭木の醍醐味と言えるでしょう。

防鳥ネットの活用と収穫時期の見極め

ジューンベリーの木全体に防鳥ネットを掛けている写真と、収穫した実で作った手作りジャムのイメージ画像

鳥による被害を最小限に抑え、美味しい実を人間が楽しむためには、物理的な対策とタイミングの見極めが重要です。最も確実な方法は、実が色づき始めたタイミングで防鳥ネットをかけることです。木全体を覆うのが難しい場合は、実がついている主要な枝だけでもネットで覆うと効果があります。最近では、景観を損ねにくい透明や黒色の極細糸のネットもホームセンターや通販で販売されています。設置の際は、鳥が下側の隙間から入り込まないよう、裾をしっかりと紐で縛るか、重石を置くなどの工夫をしましょう。鳥は意外なほど狭い隙間から侵入します。

また、収穫のタイミングを逃さないことも大切です。ジューンベリーの実は、赤から紫黒色に変わる頃が完熟で最も甘くなりますが、鳥たちはその一歩手前の状態から狙っています。

そのため、完全に熟すのを待つのではなく、赤く色づいて少し柔らかくなってきた段階で収穫を始めるのが賢明です。早めに収穫した実は、生食では少し酸味を感じるかもしれませんが、ジャムや果実酒に加工することで、酸味がコクに変わり非常に美味しくいただけます。

収穫を兼ねて、熟した実を放置せずにこまめに摘み取ることは、落下による地面の汚れ防止にもつながります。高い場所の実は、高枝切りバサミやキャッチ機能付きのフルーツピッカーなどの道具を活用して収穫しましょう。

もし、すべての実を収穫するのが困難な場合は、最初から「上半分は鳥への分け前、下半分は人間用」と割り切って、一部の実は残しておくという心の余裕を持つのも一つの考え方です。

人間と鳥、双方が程よい距離感で共存できるラインを見つけることが、ストレスなく栽培を続けるコツです。

EL
収穫した実は冷凍保存も可能です!ある程度の量が溜まってからまとめてジャムにするのがおすすめですよ。

適切な薬剤散布と冬場の害虫対策の徹底

イラガの幼虫によって葉脈だけ残して食べられた葉(透かし食い)の写真と、枝に付着したウズラの卵のような模様の越冬繭の写真

イラガなどの害虫被害を防ぐためには、発生してからの対処ではなく、発生させないための予防が鍵となります。特にイラガは、7月頃と9月頃の年2回発生することが多いです。

この時期の少し前(6月下旬や8月下旬)、あるいは幼虫がまだ小さく集団で生活している時期を見計らって、適用のある殺虫剤を散布するのが効果的です。スミチオン乳剤やオルトラン液剤など、ジューンベリー(果樹類・花木類)に使用可能な薬剤を選び、用法用量を守って使用してください。

展着剤を混ぜると薬剤が葉に定着しやすくなり効果が上がります。

無農薬栽培にこだわりたい場合は、こまめな観察が最強の武器になります。葉の裏を定期的にチェックし、透き通ったような食害痕を見つけたら、その裏側に幼虫の集団がいる可能性が高いです。まだ集団でいるうちに葉ごと切り取って処分すれば、被害の拡大を未然に防げます。また、ニームオイルや木酢液などの自然由来の忌避剤を定期的に散布することで、害虫が寄り付きにくい環境を作ることも有効ですが、殺虫能力はないため過信は禁物です。

そして、忘れてはならないのが冬場の対策です。イラガは、ウズラの卵のような模様をした硬い繭の中で越冬します。落葉後の冬、枝の股や幹にこの繭がくっついているのをよく見かけます。剪定作業と合わせてこの繭を見つけ出し、マイナスドライバーなどで削り取って駆除することで、翌シーズンの発生数を劇的に減らすことができます。この「冬の繭探し」は、地味ですが非常に効果の高い防除法です。冬の手入れを徹底することで、春以降のガーデニングライフが快適で安全なものになります。

総括:知識と管理で克服できる!ジューンベリーは庭を彩る最高のパートナー

ジューンベリーの四季(冬の樹形、春の白い花、初夏の実、秋の紅葉)を並べた美しい写真。植えてはいけない木から自慢の木へ変わるというメッセージ

この記事のまとめです。

  • ジューンベリーの「植えてはいけない」という評判は主に管理不足や場所の選定ミスに起因する
  • 熟した実が落下するとアントシアニン色素でコンクリートやタイルを汚し、除去が困難になる
  • 野鳥が集まりやすく、紫色のフン害による車の汚れや鳴き声による騒音リスクがある
  • 7月から9月頃にかけて激痛を伴う毒針を持つイラガの幼虫が発生しやすいため、注意が必要
  • 成長が早く、ひこばえが頻繁に発生するため、放置すると樹形が乱れ藪のようになる
  • 汚れ対策として、土の地面や目立たない場所に植えるか、舗装面から十分な距離を離す
  • 庭の広さに応じて、大きくならない「リージェント」等の矮性品種を選ぶことが重要である
  • 12月から2月の落葉期に透かし剪定を行い、風通しを良くすることで病害虫を予防できる
  • 株元から伸びるひこばえは、栄養の分散を防ぐためにこまめに根元から切除する
  • 実が色づき始めたら防鳥ネットを使用し、鳥による食害やフン害を物理的に防ぐ
  • 完熟手前で早めに収穫を行うことで、落下による汚れを防ぎつつ加工用として活用できる
  • イラガ対策として、発生時期前の薬剤散布や、日常的な葉の裏の観察(透かし食い)が有効
  • 冬場に枝についたウズラの卵模様のイラガ越冬繭を探して駆除することが、翌年の被害を減らす鍵
  • メリットとデメリットを正しく理解し、適切な管理を行えば、四季折々の美しさを楽しめる
  • 正しい知識を持って接することで、ジューンベリーは「植えてはいけない木」から「自慢の木」に変わる
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この記事を書いた人

植物を愛するガーデニングブロガー。
植物と暮らす楽しさを、みんなにわかりやすくお届けします。

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